- 作者: ランディ・O・フロスト,ゲイル・スティケティー,ナショナルジオグラフィック,春日井晶子
- 出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社
- 発売日: 2012/01/26
- メディア: 単行本
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よく自宅にガラクタをためこんで、ゴミ屋敷をつくる人が問題になって、ニュースになっているけれど、そうした人 hoarders について、精神分析の視点から書いた本だ。
ホーダーは、神経質で几帳面であることが多く、溜め込んだものが「いつか」役に立つだろうと想像する」ことを楽しむ。あるいは、「なくなったら自分の一部がなくなってしまう、」「自分の価値がなくなってしまう」というようなパターンの認識を持っていることが多いという話。
なるほど、これを勝手にボクなりに進化論的に解釈すると、ひじょうに多くの人に見られるコレクション癖には、十分な利益が合ったのだろう。しかし、コレクションの欲求と、ある種の優柔不断があいまって、極端な脅迫が生じれば、それは人生に負の影響をあたえるということなのだろうか。
しかし、と考えるなら、几帳面やコレクション癖、倹約にいたるまで、多くの性質は中庸が望ましくて、極端な場合には問題になる(フィットネスを低める)ことが多い。そうした病的な例がホーダーなのだろうかと思う。
大学院時代にだいぶ有名な経済学者が、ひじょうに良く整理された論文整理棚を持っているのを見て、感慨深かったのを覚えている。やはり、プロダクティブな人は情報整理術にも長けている必用があるのだろう。この点は、ビジネスマンも学者も一緒なのかも。。。
ボクはといえば、ムトンチャク系なので、もの(本と論文の印刷が多い)をアチコチに積み上げて、どうしようもなくなると、整理を始めるといったふうだ。こういうタイプが一番普通だろうし、数にしても多いはず。インターネットとグーグル先生のおかげで、行方を忘れた論文や本がすぐに調べられるようになったのが、ありがたいなぁ
しかし、思うに、ボクが大事だと思うものがあるだろうか??? うーん、 ないなぁ、、、
やっぱり読んだ論文、本、人との会話と楽しかった時間、書いた本、そうしたものだけがボクのすべてだ。関係してくれた人、くれている人、くれるだろう人、本当に感謝カンシャありがとうですます m(__)m
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