kurakenyaのつれづれ日記

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医学論文の捏造大国!!

こんにちは。

 

先日 友人からメールが来たが、その内容が興味深かったのでここで少し。

 

「日本の犯罪率は低いが、retraction watchなどで論文の撤回事例を見ると、最悪の10人のうち、3人が日本人だが?? それから韓国や日本の論文撤回率も高いのは、一般の犯罪率の低さと一致してないのはどうしてなのか? 」

 

 

というもの。さあ なんでなんででしょ? 実際 調べてみると、ナンバーワンも日本人、トップテンにも3人いるし、最も引用された10件にも日本が2件は入っている。日本はもう捏造大国というあつかいだ。

 

国内記事でSTAP細胞事件以外の昔の事件を読んでみると、かなり酷い捏造事件が確かに数多く存在している。また韓国でも似たようなES細胞の捏造事件がある。

 

haklak.com

 

plaza.umin.ac.jp

 

メディアの記事では、組織の問題とか、論文発表のプレッシャーとか書かれているものもある。実際には、欧米でも同程度、あるいはもっと強いプレッシャーがあるので、あまり良い言い訳にはならない。

 

Peer review については中国・台湾・韓国なんかがほとんど無視している感じだ。

 

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なんだろう、データの捏造というのは抽象的な罪であり、侵害される利益(法益とてもいうべきか)とは科学的な発見の真理性とでも呼ぶべきものだ。これは人を殺すとか、傷つけるとかいうような侵害行為と違って、それほど直接には罪悪心に響いていないにちがいない。それが究極的には「まあ嘘でもなんでも、論文発表できればいいだろ」みたいないい加減さに結びついているのだろう。

 

と考えると同じように、神が存在するかどうか? 宇宙はどういう構造なのか? みたいな抽象的で直接に意味のないことは、以前の日本人の興味をひいてこなかった。自然科学はそうした、どっちでも良いようなことだったのだろう。そうしたメンタリティが、現在の捏造を生み出す遠因になっているように感じられる。

 

教育学者や科学者は、ここで科学教育の重要性を説くのだろう。けれどもボクにはもっと難しい問題のように感じられる、、、疑惑が深まってしまうなあ。

 

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