昨日のhoardingについての余談。
ボクはもともとあまりモノを持たない方で、大学時代にアパートに遊びに来た友人に「何もないなぁ、この部屋には!」と言われた。ちなみに、その友人の部屋には1000枚をこえるクラシックのCDがあって、その教養の高さに驚いた。 1984年の春のこと。
2000年以前はメールなんかを保存していたが、Gmail, Dropboxなどのクラウドが普及してそうしたものも全部いらなくなった。あ、あと野口悠紀雄さんのおかげで書類も全部、時系列=自分しかわからない、になったが、別に問題はないのは明らか。
ドーキンスの「延長された表現型」を読んだ時に、ビーバーのダムがとりあげられていて、DNAの作り出す表現型の最大のものとされていたと思う。なるほど、と思うと同時に、人間の服、本、なども典型的であることがよく分かった。
ボクは今でも富山の両親の家に行くが、その時、家が本当に母の延長された表現型であることを痛感する。20年前の、今後着られることはないだろう服、兄やボクのために買われた安物すぎる(着られることのないだろう)白いシャツやパンツ。。。人は自分の感じる価値のために生きているのであって、それが「客観的な価値」と乖離していることは至極日常なのだ。
ボクの奇妙なアイデンティティは、自身の知識と思考にあるので、ネット上にそれがあれば、物理物はまったくいらない。つまり、このサイト、その他の出版物、がボクの本質=identity=墓であり、リアルなボクの遺灰なんかは単なるゴミだということ。。。
さて違ったところで、最近オススメなのは、モノをバッグに入れて持ち運ぶためのネット状の Grid-it!というプロダクト。
飲み過ぎで急に泊まることになった場合に備えて、バッグに小さなクスリやUSBその他メモリ、WiFiルータ、爪切り、などを持ち歩くためにメチャクチャ役に立ちます!!オススメです。騙されたと思って使ってみて下さい(ボクはアフィリエイトだったのでしたか??)
ガジェットは別にして、久しぶりにオススメの商品でっす
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