kurakenyaのつれづれ日記

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歴史の長さがどうした!!

昔、韓国語を勉強していたときに驚いたのが、韓国人がいう「韓国には5千年の歴史がある」というセリフ。

檀君神話もいいし、別に問題はないともいえるけど、結局は、中国4千年よりも古いと言いたいだけの、バカ話だ。もちろん、日本でも戦前には皇紀2600年とか、バカな事を言っていたのと同じだろう。

5千年の歴史の国が、4千年の隣国の文字や熟語を使っているのはなぜ???


というジョークは当然なので、ここでは、そんなどうでもいいツッコミはやめておく。


問題は、人間がなぜ、「古い文明、文化を偉い、偉大だ」とかんじるのか? という点にある。


ホントになんでだろ??


例えば、アメリカは歴史は短いが、僕は、明らかに現代の中国よりも重要だし、すばらしい国だと思う。科学、技術、社会制度、理念、どれをとっても、中国はアメリカに比べるとクソだ。

僕自身は、くだらない中国古典も読まされたので、あるいは顔もDNAも中国人に圧倒的に近いので、中国を褒めたほうが自分には都合がよさそうだ。


が、しかし、現実の人類への貢献の差は歴然としている。


歴史が古いからいい、という単純さが僕は嫌いなのだ=反保守主義。王侯将相いずくんぞ種あらんや、というオキシモロンだ。何が、歴史だ! どんな王家でも平民でも同じだけの歴史を持っているし、それが残っているからなんだと言うんだ!


みんな、20万年前にはタンザニアにいたんじゃないか、その後がどうした。


古いものは良い、という感覚そのものは人間には不可避的にあり、正当性を付与する。僕はそういう保守主義には大反対であり、その意味で反骨で行きたい。