kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

名古屋でリバタリアニズム

今日は懇意の方からのお勧めで、名古屋市内でリバタリアニズムについて概説的なトークをした。内容としては、リベラリズムの変化、自然権リバタリアニズム帰結主義リバタリアニズム、具体的な政策、などなどと通りいっぺんの話だ。


聞いてくれたのが、ビジネスパーソンであったこともあって、内容には少なくとも理解をしてもらえたと思う。しかし、最後の質問の一つに「では、そういった方向に向かうために個人として何をするべきなのか?」というものがあった。うーん、これは僕がいい回答を持っていない質問の典型的なものだ。


僕は個人的にはみんなの党を応援すること、あるいは大学に勤めているので、少しずつでもできるだけ多くの人にリバタリアニズムについて知ってもらうこと、それから自分で小さな寄付活動をすること、あるいはどこかで引退して自分なりの活動をすること、などと言ってはみた。しかし、こういったことのどれもがどの程度リバタリアンな世界に向けての意味があるのかははっきりしない。


政治家にならないのか、とも尋ねられた。リバタリアンが当選する確率は今のところまったくないし、さらに僕にはそもそも政治家として人から信頼されるような美徳がないので、そういう気はないと答えた。あるいは、これは単なる逃げ口上なのか?そうかもしれない。実践活動になると、どういった答えがリバタリアンとしてあり得るのか、は僕にとっては常に疑問であり続けている。


とにかく大学の授業でのさんざんに勝手なトークに比べて、たいへんにエネルギーを使ったことだけは間違いない。とにかく、少しでも納得してくれた人がいたことに満足して寝ることにしよう。