kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

veganは体にいいよ。

たまたま近くの大学のショッピングモールでveganの宣伝パンフを見つけた。


中には別に変わったことは書いてなかったが、
20年ほど前に友人と一緒にヴェジタリアンのレストランに行った事を思い出した。
当時、これはなんて不味いんだ!と感じていたのだが、
今になって同じ料理を食べるとおいしいものが多いと感じる。


一つは僕が年をとって、タンパク質や脂肪を昔ほどおいしいと思わなくなったこともあるだろう。
女性にヴェジタリアンが多いのは、動物への共感の深さだけでなく、
タンパク質や脂肪への味覚の違いがあるように思う。
健康への関心も高まっているし、味覚の変化もあるはずだ。
あるいはthe veggie grillのようにZaggatにもほめられるような店が増えたこともあるかもしれない。


確かポール・マッカートニーが、
温暖化の抑制のために月曜日は肉食をやめようといっていたが、
なるほど食肉産業は温室効果ガスの18%を算出していると見積もられているはず。
この計算で行くと、僕は相当にいいことをしていることになる
(もっとも僕は温暖化が問題だとは思っていないが)。


やはり僕はピーター・シンガーの考えが一番納得できる。
それは、痛みを感じるものを殺すのはかわいそうだからやめよう、という最も単純なものだ。

http://www.ksc.kwansei.ac.jp/~z95024w/semi/19971998/ecoethics/animal.htm
いまや古典となった「動物の開放」、最近の「実践の倫理

しかし、日本人の間でそんなことをいうのは、
なんとなく宗教がかっているように感じられることもよくわかる。
そこが非常に難しいのが問題だろう。


アメリカには250万人のveganがいるというから、約100人に一人だ。
日本ではどうだろう、おそらく1000人(ほとんどが坊さんか?)に一人ほどしかいないように思うが、、、
シンガーを検索すると、日本語だと95万ヒットだが、英語だと2500万ヒットだから、
25倍程度の影響に違いがあるのが状況を説明しているように感じる。