kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

山岸俊男さん

今日は日本におけるおそらく唯一の実験経済学のactiveな研究者である
大阪大学の西條先生の主催する実験社会科学カンファランスに顔を出した。
東工大も生まれて初めて行った。
そこで、どういう理由からか、
久しぶりに英語でプレゼンをして、
だいぶ焦ったが、思ったように意味は通じたようである、よかった。


発表の後には、
帰国以来の僕の中のスターであった北海道大学
山岸先生と話せたのもおもしろかったし、
あと、ハーヴァードからのevolutionary dynamicsの研究者である
招待講演者とも楽しく話せた。


山岸俊男さんという人は実験社会科学の分野の大家で、たくさんの本を書いているが、
特に『信頼の構造』
http://www.amazon.co.jp/dp/4130111086/ref=sr_1_8?ie=UTF8&s=books&qid=1220792217&sr=8-8
は学術的な内容も豊富で、彼の代表作だと思う。
思っていた以上に学術的な雰囲気でとっつきにくい感じもする人であったが、
実際に話すと楽しい感じで、実に楽しい会話になった。
一緒に出席した大学の同僚の二人にも、
実験を始めたことを感謝しなければならない。


あと、招待講演で名古屋大学で心理学科で神経生理学をやっている
大平さんという人の話が興味深かった。
セロトニン動作系についての、PET、脳波、fMRI,心電図、すべてを使って、
Antonio Damasioその他の仮説を検討しているのであったが、これには驚いた。
日本でもやっている人はいるものだ、、、
今後とも勉強することはたくさんあるのがよくわかった。


さて、無政府とはどう関係するのか?
それは今後よくよく考えるつもりのお楽しみである、うーーん、ハハハ