kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

自動車の生産委託

こんにちは。

 

今日はただのニュースを一つ。

 

かなり前から言っていることだが、自動車もiPhoneと同じように、ソフト・デザインと製造が分かれて、製造工程はfoundryに委託するような流れがある。特にEVの場合には、圧倒的に安く作れる。

 

ということで、この方も全く同じことを書いている。トヨタもヤバいんじゃないかという話なのだが、じゃどうすれば良いのか? 

 

  • 本来なら、頭脳であるソフトや安全な自動運転に注力して、デザイナーになるべき
  • しかし、このセグメントはアップルやテスラに取られてしまうだろうから、日本企業自身がfoundryになって、もっと生産性向上に特化するものになるべき、

 

というものになるのだろう。おそらく多くの日本人には、あんまりパットした話ではないかもしれない。とはいえ、家電メーカーがたどったように、自動車産業全部がなくなるよりはマシな気がするんだがぁ、、、、

 

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R.I.P my friend K.T.

こんにちは。

 

自分もいい年になってきたので、友人の中には、数年も前に膵臓ガンでなくなったものもいる。今日は、彼との思い出を一つ。

 

ある時メトロという学食で、偶然にもクラスの仲間が何人かで集って話をしていた。当時のボクは法律を真剣に学んでいて、経済学についてはほとんど考えたりしていなかった。が、以前にハイエクの「貨幣性」という形容詞概念について理解していたので、経済学部にいた彼に向かって、

 

トヨタの株式とか、債権とかあるだろ。それってほとんど信用力からすると通貨と言っても良いんじゃないの? どこに通貨とそうじゃないものの違いがあるの? 」

 

と聞いた。彼は

 

「それは現金+預貯金がM1で、さらに定期預金+譲渡性預金を加えてM2、さらに・・・。と考えると、トヨタ社債は、それを受け取って、その代わりに財を交換してくれるやつがいないから、まったく通貨とは言えないな」

 

と正しい貨幣の定義をくれた。なるほど、、、

 

ちなみに彼はさらに

 

「そういう本当のことは、アメリカに行って勉強するしかないな」

 

という正しいアドヴァイスもくれた。実際、1年半後には、そういう決意をすることになった。その後も銀行マンの彼とは、社会人になってからも色々と話しをし続けた、ありがとう。

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さて、今コインの盛り上がり、さらに近い将来には、すべての資産がwrapped coin、つまりはコインとして流通するようになることを考えてみよう。この時、そうした形で流動化された「資産」は、「通貨」という概念に、だんだんと接近していく。違いは、どの程度の場所で、それが使えるのか? という違いであり、これはある商品=資産のもつ「通貨性」、つまりどの程度の流通性=通貨性を持っているのかという形容詞になることを意味している。

 

明らかに、近未来には、全員が情報端末を持つようになるはず。そのとき、「地球人のすべてが受け入れる貨幣が、100%の通貨性をもつ」と定義されるだろう。この完全通貨に比べると、その他のコインの通貨性の値は下がる。例えば10%しか受け取らない通貨は10%の通貨性を持つ、ということになる。

 

現時点の日本ではさておき、次の20年でビットコインイーサリアムは間違いなく世界共通の通貨になる。ちょうど、20年でインターネットがすべての基盤になったように。おそらくは、カルダノやチェーンリンク、ファイルコインなどもそうなりそうな気がする。

 

しかし、どの段階においても、そうした変化は暫時的である。残念ながら、ある時期のある商品の通貨性という概念は、常に変化していくことになる。さて、こうした新しい経済のあり方は、過去の経済のあり方に比べて、一体全体 同じなものなのか? 違ってくるのか? どう違ってくるのか? については、まったく分からない。

 

IMFなど、既得権益層が主張するように、単に経済が不安定になり、リスクが増えるだけなのか? それとも、マキシマリストがいうように、むしろ健全な経済が実現するのか? みんなでこれから考えましょう。

 

最後に、最初に戻ってRIP K.T.

 

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サギ話には気をつけろ

こんにちは。

 

同じような話の続き。Bitcoinに続いて、かならず詐欺も増えるので、それをベースにした事件も多発する。


www.youtube.com

 

この話では、btcの処理速度が1秒10件にもならないという事実を利用して、それを拡張するプロジェクトとコインを出すという話。当然、単なるサギ。。。

 

 

気をつけてください。自分で技術を調べるのも当然だが、東京大学量子コンピュータの技術は、未だに世界に追いついていないことを知ることも重要。 東大の工学部だって、悪いヤツ=サギはいるよ、、、

 

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最終通貨はBitcoinなのか??

こんにちは。

 

昨日 ローソンに行ったらごルゴ13の単行本「ディールコイン」があったので、買ってきた。

ゴルゴ13 201 最終通貨の攻防 (SPコミックス)

 

この話はそれ自体が(数学的で、かつありえないので)面白いのだが、書かれたのは2014年。ということは、2013年のキプロス危機で10ドルから1000ドルになった時を念頭において書かれていた。これはスゴイ!! 

 

ボクも2014年のポストで、ビットコインはウルトラ素晴らしい、世界通貨になるだろうと書いている。とはいえ、自分の人生は大学でブラブラ生きるだけだろうから、投資なんかは無理にする必要もないし、まあ傍観者でいいやという程度だったし、というか、ゴックス事件が起こって、面倒になったというのもあるが、、、まったく投資していない・・・ザンネンムネン

 

ゴルゴを読み直すと、この話の脚本家であるテーラー平良さんは、すでにFRBが日銀と同じように特権を与えられた民間組織であり、それが富の収奪に関与していることを指摘している。これって、間違いなくその辺の経済学者よりも「世界をよく理解しているってこと!」(関さん的に、、、、笑)。

 

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現状からして、どうやら、コイン・マキシマリストの主張するようにbtcが一元的な通貨になるという目論見は完全な間違いのようだ。むしろ世界は、明らかに超多元的な通貨を許容して、それを即時に決済するようになってきている感じだ。

 

これはつまり、通貨というものが、市場が必要とするだけ作られるという状況。どういうことになり、何が起このか? かつての「通貨学派vs銀行学派」のような論争に発展しそうだ。ボクも、結末はまったく良くわからない。。。

 

まあ、1つ言えているのは、多くの国家通貨もビットも、あるいはイーサやカルダノなどのUtility coinもすべて同じ土俵で併存するだろうということ。その結果は、一体全体どうなるのか??

 

皆さん、楽しみに観察しましょう。

 

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デフレが諸悪の根源

こんにちは。

 

今日は、前の日銀副総裁であった岩田規久男さんの新書を読んでみた。彼は学習院大学上智大学の経済学名誉教授。間違いなく、マトモな学術活動でも、政治的な活動でも、多分日本の経済学者の中ではもっとも有名な1人。

「日本型格差社会」からの脱却 (光文社新書)

 

彼はリフレ派なので、「デフレが日本をダメにした。過去30年では、生産性の停滞も特に起こっておらず、有効需要が足りないだけで、それが回復すれば問題はない」と主張する。

 

この点については、どうしてもボクには納得できないのだが、その他の

 

  • 日本では労働契約が硬直的にすぎる。生産性の低い労働者に、解決金(12ヶ月程度の退職金)で止めてもらうような、諸外国でも採用されている制度を導入すべき。

 

  • このままでは2030年には退職年金基金は底をつく。若者から搾取して老人に配る現在の賦課金制度を廃止して、1年毎の労働者が支え合う形の、純粋な各年齢での「助け合い」の制度に移行すべき。

 

  • 日本の中小企業対策は、中小企業という存在を守るための制度であり、それは生産性の低いゾンビ企業を延命させているだけ。もっと個人を支える制度に変えて、企業の大きさの最適性の判断は、個別の市場に任せるべき。

 

4.失業給付や生活保護は受けるのは要件があるが、そこから働き出すことが難しいシステムだ。スウェーデンのように、もっと福祉から労働へのインセンティブを高めないと、福祉国家は維持できない。

 

など、などの主張については、すべての経済学者が納得するだろう。

 

 

あとは、1億を超える超高額所得者というのは、ほぼ全員が株式の配当などからのものだが、彼らは20%しか税金を払わない。これは1000万円ほどの年収のサラリーマンと同じだ。実際のデータでも、総合所得が1億を超えると、総合的な税負担率は低下している。だから、こうした資産課税についても累進課税を導入すべき、というものもある。

 

まあ、急速な高齢化を考えれば、こうした資産課税のあり方もありかもしれない。とはいえ、リバタリアンとしては、むしろ、なんで1億儲けたら55%も課税されるのか?という累進性について疑問視したい。

 

 

 

全体としてデフレの評価以外は、納得できるものだった。あえて言うなら、日銀副総裁という政治家を経て、著者がかつて90年代よりもずっと政治(家・活動)寄りの視点を持つようになったことがよくわかった。

 

適度にオススメします。

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マッチョはモテるだろう

こんにちは。

 

今日 英会話の番組を聞いていたら、アメリカ人(主に白人)の夫と結婚する日本人女性は多いが、反対の例が少ないという話をしていた。これは常識なので、なんでなのかを考えてみよう。

 

  • 白人は近代世界をつくった人たちなので、集団として上位に見られている
  • 白人男性は、日本人よりも背がが高く(平均6センチ)、体格が良い(マッチョ)

 

という2つの要素がある。日本は先の大戦アメリカに負けているので、1の心理的な要素が大きいというのもあるかもしれない。が、多分、2の要素が大きいんじゃないかとボクは個人的に感じている。

 

アメリカにいたときにあった、とある日本人女性は「私は、シュワルツネッガーを探しに来たの。日本人は細っちくて頼れる感じがしないから」ということだった。いやいや、50キロしかないガリチビには実にキツイ言葉。。。

 

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日本人女性は、少女漫画や宝塚を見るとわかるように、あまり男性の体格を重視しないようだが、白人女性は(アメコミヒーローを見るとわかるように)マッチョな男が好きだ。

 

実際、あまり知られていないかもしれないが、アメリカで白人と黒人が結婚する際にも、黒人が夫で白人が妻というほうが多い。黒人のほうが若干ではあるが体格が良くて、テストステロン濃度が高いために男らしい。欲言えば、オトコのかっこよさ、マッチョさ、悪く言えば、オトコの野蛮さ、があるからなのだろう。

 

ということで、あとは身長は重要だろう。日本人男性が東南アジア女性と結婚する話は多いが、それは日本のほうが豊かな社会であるだけでなくて、平均身長が高いこともある。

 

ということで、一般的に生物として、女性は背が高くて、上位(と思われている)集団の男性と結婚したがるということになる。まあ、当然の話しで面白くないな~~

 

すいませんでした m(_ _)m

 

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たまにオススメしない本

こんにちは。

 

今日はたまたま図書館にあった本を手にとって読んで見た。が、しかし、、、

ニッポンの規制と雇用~働き方を選べない国~ (光文社新書)

 

この人は何なんだろう、なんというか、「日本の規制は弱い」、「企業におもねっている」、「規制緩和とは、景気対策なのだ」とか、すべてボクの認識の逆と言うか、むしろ直角90度違う角度の認識から、その議論を始めている。

 

ウーン、こういう認識そのものの不整合を目の当たりにすると、よく言うなら、人間の創造性の違い、悪く言えば、永遠に理解できない他人性というものを感じる。ボクは自分では一応常識的な経済学・社会哲学の延長線上で議論しているつもりだが、、、

 

この著者はまったくそうしたバックグラウンドがない。まさに文学部出身ということなのだ。と_いうことで、本も筆者の視点も、まったくオススメしないが、こういう人も何々大学の教授にはいるのだと言う意味で勉強になった。 以上

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