こんにちは。
日本の漁業については、かなり多くの人がすでにマトモな議論と発言をしている。
この20年以上も日本の漁業生産は一方的に低下しているけど、その理由は単純な資源の枯渇、つまりは取り過ぎ。
それで、ノルウェーも70年代は日本と同じで、小さな漁船で資源を取りすぎて、資源は枯渇して、漁民は補助金で生きていた。漁業権を再編して、大規模な漁船と企業を導入して、政府によって漁獲量割当を行うしかない。
一般的な話としては、僕は政府介入はすべて反対するけど、この場合はおそらくこれまでの漁業権が漁協に割り当てられて、組合員に新規参入が認められない状況を改善できるのは、政府だけだ。
純粋な「法と経済学」、あるいはゲーム理論としては、漁民全体が交渉して最適解に合意するというのが考えられる。しかし、これは交渉費用が高すぎて、現実的ではないのだ。純粋な理論家でさえも、ノルウェーの成功という社会実験から、何かを学ぶ必要がある。
ということで、日本の漁業を救えるのは、ノルウェー型への切り替えしかない。こうしたことは、みんなで理解して行きましょう。
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