kurakenyaのつれづれ日記

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検察庁のシナリオ


こんにちは.



今日はヤメ検でバブルの紳士たちの顧問弁護士をしていたところ,石橋産業手形詐欺事件で(本人曰く検察庁の話の捏造に嵌められて)5年服役したという男の人生記です.なるほど,こういうのを読むと,検察庁というのは,筋書きをつくってそれにあった供述をさせるプロ集団なのだということがわかります.



別に本人は懺悔しているというわけではなくて,検察に都合の悪い弁護活動をしていたために彼らににうらまれて,その結果冤罪で投獄されたということになっています.今となっては,この部分は本当なのかもしれないし,彼の妄想なのかもしれません.



それにしてもこういう過酷な取り調べの人権侵害状況を考えると,厚生省の村木さんという人は本当にすごい.すべての筋書きに頑として否認を続けたのですから,たいへんな精神力の持ち主です.おそらく彼女の冤罪事件のおかげで,面談の録画がされるようになったのです.官僚組織の自浄作用というのはほとんど存在せず,それなりの制度変更にも実に何十年・何百年という単位が必要であることがよく分かります.



また庶民に関係するのかははっきりしませんが,さまざまな陰謀というものが,今でもこの世の中に実際に常に存在するということが,よくわかる人生訓話でした.




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