このところ、ミルトン・フリードマンの「選択の自由」に字幕をつけているだけで一日が終わるといった感じ。
ついに3巻をupした。
https://www.youtube.com/watch?v=Vmzl7Z6gAyk
ディスカッションでは、ラディカル・エコノミストのサミュエル・ボールズと、ベッカーが出ているのが面白い。ボールズは、当然、政府はいろいろとするべきだというのだが、でも、どうやって賢明で無私な政府活動が可能になると考えるのかは、相変わらずよくわからない。
ベッカーのほうは、相変わらずの冷静さで、勝手に「〜の証拠はない」とか断言しているのが、彼らしい。
僕はよく思うのだが、現在の社会状況の認識でさえもこんなに大きな相違がある。ましてや、過去のある特定の社会では、ますますそうだっただろう。英雄について書く歴史はともかく、計量歴史学以外は、どんな主観資料も役に立たないのではないかというのは、言い過ぎだろうか。
ともかくも、社会科学は実験ができないのが、決定的な問題なのだろう。どんな些細な違いでも、それが原因で「私の」理論がうまくいかないのだ、と言えてしまうことがよくわかる。
まあ、それはともかく、みなさん、楽しんでください。