kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

ヴェジタリアニズムはいいよ

この話題は久しぶりなのだが、
実は私は隠れヴィーガンファンなのである。


ヴィーガンとは植物由来の食べ物だけで生きるライフスタイルを言う。
で、それは昔 Peter Singer の Animal Liberationを読んで、
なるほどホントに家畜がかわいそうだと思ったからである。


ところが、小生は一人でいるときはともかく、
なかなか友人にはこれをお勧めできないでいたのが恥ずかしい。
せっかく無政府主義というinsanityを公言しているのだから、
ついでといってはなんだが、今後は、できるだけ多くの人に
Veganismのすばらしさについても、語ってゆこうと思っている。
おそらくまず第一に妻に反対されるのが問題なのだが、、、、


さて、ヴィーガン思想はいいのだが、勘違いもある。
それは先進国の肉食がなくなれば、
飢えている大地にも食事がいきわたるというものである。


これは残念ながら、単なる社会派の人々の願望だ。
途上国に食べ物がないのは、彼らが先進国で余っている穀物を買うだけの
外貨を稼げるような交換可能なものを生産していないからだ。


先進国の人々がすべてヴィーガンになれば、食費は下がるだろうから、
その分彼らのために別の何かが生産されるか、
あるいは余暇が増えるだけで、わずかな援助の増加を除いては
最貧国の生活はほとんど改善しないだろう。
あくまでも、その国の人々が何か有益な交換物を作らなければならないのだ。