kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

選挙活動の倫理性

この時期になると、必ず一票の重みの道徳訓が新聞をにぎわす。
しかし、いうまでもなく特定の一票に価値があったことなど一度もない。


我々は政治や政治家をよく知っても、その効果はほぼ100%が他人の利益になり、
自分には、1億分の一にしか利益として帰ってこない。
政治活動は外部性が高すぎて、インセンティブがおかしいのだ。


政治活動を廃止して、その時間をボランティアにでも、あるいはバイトにでも当てて、
その限界収入を寄付したほうがよっぽどマシな世界となるはずだ。


僕は各地で非常勤講師をすることがあるので、一日1万が限界収入だ。
選挙に行く暇があったら、この金をどこかに寄付するというのがいいだろう。


とにもかくにも、政治活動とは、
我々の作り出した誤った倫理観に基づく大いなる無駄な活動である。
我々はそれなしの方がはるかに豊かに人間らしく生きれるのだから。