kurakenyaのつれづれ日記

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SpaceX いや、Elon Muskにはオドロキ!

こんにちは。

 

ブログを更新するのは久しぶりで、すいません。さて今日はなんとなくYouTubeを見ていたところ、オススメに出てきたSpeceXの日本語翻訳されたドキュメンタリーを見た。これはすごい作品だ。英語では類似のものがあるが、日本語ではこれが抜きん出てわかりやすい。ぜひとも見てもらいたい。

 

www.youtube.com

 

 

正直に言って、とても驚いた! 情けないことに、SpaceXロッキードボーイングと訴訟合戦をしていたということを、まったく覚えていなかった。授業でも良く話していたのは、もっと単純な技術的な話で、20年前のほとんど無視されている存在から、どこかの時点で、ロケットの垂直着陸まで達成したこと。

 

そういえば、先日は、ついに今年はCrew Dragonで日本人を含む何人かを周回軌道に送り込んだといっていたな。。。

 

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当然のことだが、90年代に帰国した際には、何事につけても政府による独占が、製品の高価格と技術の停滞を生むことは確信していた。アメリカの経済学者が書いているように、NASAのプログラムがすべてあまりに高価格で非効率・時代遅れなのも聞いていた。とはいえ、ボーイングロッキードのような予算もノウハウもある大企業が、こんなスピードでスタートアップに追いつき、追い越されるとは思っていなかった。。。

 

と考えてくると、Elon Muskという人間が、とてつもない意志とヴィジョンをもっていることが、今また改めて理解される。彼自信が(とんでもないexcentricであり)、ようするにすべての意味において、未来を構想するvisionaryなのだ。Fordは自動車の大量生産、Jobsはパソコン・スマホ時代を到来させた起業家だったが、疑いなく、マスクは電気革命→宇宙時代をつくった(と記録されるだろう)天才起業家だ。さすがLarry Pageが「財産を寄付するなら、Elonにする」と言っただけのことはある!

 

これで、今テスラだけがEVで高い利益を上げており、GMその他の会社(BYD以外は)すべて赤字で、かつEVを量産できていないというのも納得できる。GigaCastingやFSD、LFP4680電池など、テスラのすべてが他の自動車会社と隔世のスピード感で進んできている。特にFSDやロボタクシーは、いくらAIの進歩が遅いとは言っても、30年には実用化されているだろう。

 

今のいま、大反省しているのは、なんで、Muskの業績の数多くの試みの中で、どうして自分はSpaceXだけはテキトーに読み流してきたのか??という疑問。(まあ、地下トンネルはありえないと思っているが、)正直、おそらく「火星移住」という目標が壮大過ぎて、むしろ「無理だろ、そんなの。ありえねーー」と感じてききたことがあるんだろう。

 

なんでも、ある種の閾値というのがあって、あるもののスゴさに気づくのには刺激の臨界量が必要なことがよくわかった。今日は大変に反省させられた。近いうちに火星移住ができるかは今も??だが、とにかくもまず月への移住が、SpaceXから始まることは、もはや疑いない。。。ど反省

 

これからも、まだまだ不断に予測できない変化があるのだろう。何につけても、すべての政府独占、大はんたーい! あらゆるstart upに可能性を与えないとならない。これからもこれを心して生きていきたい。

 

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