こんにちは。
ちょっと過激な反農業的なtweetに役立つかと思って、図書館で借りてきて、ざっと目を通してみた。
しかし、まったく新しい知識が得られず、何の役にも立たなかった。とはいえ、感慨をもったのは、「この人の農業への偏愛はよく理解できたが、この人がシンガポールに生まれていたら、どんな主張をしていたのだろう?」という疑問。
僕は、個人の政治的な主張には多くの場合、生得的な傾向に裏打ちされていると考えている。保守主義なら、伝統的な価値観やライフスタイル、革新主義なら反権力や反骨精神などなど。あるいはクルマが好きな人は、昔ならウマが好きだったんじゃないのか?とか考えている。
ところで、農業好きな人ってどんなメンタルが基礎にあるのか?
それははっきりしないが、まあ素朴に農業が好きな、「自然に帰れ、高貴な野蛮人」byルソー的なメンタルなんだろうと思う。しかし、そういう人は、都市国家で生まれて育ったら、どういった主張に人生をかけたのか? おそらく、農業ではないなにか完全に別のアジェンダを持ったのだろうが、よくわからない、、、
ナゾを感じた一冊だった。
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