kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

暗号通貨はすべてサギ!

こんにちは。

 

珍しいことに、今日は朝早くからフルに(とある学会の雑用係として)働いたので、とても疲れた。さて、ちょうど、ビットコインが暴落しているところで、なんとなくグーグル先生が勧めてきた記事を読んでいた。念のために下に示すけれども、このサイトの読者にとっては読む価値はない。

 

 

以下にボクなりにテキトーにまとめる。

 

「暗号通貨はすべて、でかいネズミ講だ。それらは大衆を巻き込んで大きくなっている詐欺話であり、テザーなどのステーブルコインは、その裏付けのないままに法定通貨に相当する虚偽のコインを生み出している。これが暗号通貨の価格の爆発の背景だ。それらはすべて最後は何の価値がないことがわかるだろう。さらに、ビットコインイーサリアムも電力を大量に消費しているため、地球環境を汚すというさらなる害悪も生み出している。アメリカやヨーロッパのような民主主義国家ではロビー活動のせいで不可能になっているが、すべての暗号通貨は中国、インドのように即刻禁止すべきだ。」

 

というほどの内容だ。

 

多分、テザーなどのステーブルコインが詐欺っぽい話であり、本当のドル立て資産には裏付けられていないだろうという話は本当だと思っている。しかし、この人の記事が載っているサイトがJacobin Magazine=ジャコバン派雑誌を名乗っているだけあって、主張は極限までの国家全体主義!  コワい、、、

 

ビットコインに何の価値もないことは間違いないが、サヘルさんは国家通貨の持つ問題を何一つ理解していない。民主的な国家には避けられない中央銀行によるインフレ、民間銀行に与えられた特権による信用創造ケインズ政策による無意味な介入、国際金融の非効率性やバカ高い料金、これらの何一つ理解していない。それでも、政府はすべての暗号通貨を禁止するべきだという。

 

おまけに、この人、イーサリアムによる金融革命も、NFTの抽象的な意義についてもまったく理解していない。。。。つまり、単なるバカなのだろう!?

 

ここまで愚かな国家主義者がアメリカに物書きとして存在するというのは(もちろんボクも10年近くアメリカにいたので知ってはいるが)、それでも、こういう記事をグーグルが勧めてくるからには、よほど読まれているのだろう。

 

こういう国家権力=権威主義好きの人はいる。こういう人は、政府権力によるどんな悲劇があっても、死ぬまで国家の力の増大を望み続けるのだろう。それがある意味で人間の性なのだろうが、残念なことだ。。。

 

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