kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

日本の銀行利権が強すぎる

こんにちは。

 

日本人は現金が好きだという話を聞く。犯罪率が低いから現金をもっていても良いからとか、あるいはメンタルとしてそうなんだ、という理由付けが多い。

 

 

けれども実際には、日本の電子マネーやクレジットカードの決済手数料が3%以上だから、商店がそういった支払いを望まないというところが大きい。中国のアリペイなんかは、0.6%、アメリカのカードなんかは、1%程度だと聞く。この程度の手数料なら、現金を扱わなくてすむ対価として納得できるんじゃないんだろうか?

 

じゃ、なんで日本の決済手数料がそれほど高いのか、といえば、それはいつものように銀行が独占的に決済を握っているため。日本の銀行そのものがとんでもなく非効率的な運営なので、独占を許されている銀行団はそのまま自分たちの非効率を決済手数料(含む送金手数料)に乗せて、一般人から徴収しているというわけだ。

 

ソニーEdyを開発した後、カンボジアのCBDCバコンをつくった日本発のフィンテック企業ソラミツで働いている宮沢さんが、次のような当然の発言をしている。

 

 

日本の経済を語るときに、高コスト体質という言葉が使われる。電気・ガス・水道などインフラ全体の料金が高いのだが、それもこれも結局は政府がそうした業者に独占を許しているためだ。

 

日本銀行はCBDCをやらないだろう。だって、銀行の利権がなくなるから。こうした意味では、独裁国家である中国はデジタル人民元を推進できるし、あるいはカンボジアミャンマーなどのように途上国のほうが銀行利権からの反発が少ない。

 

銀行利権から逃げられない民主主義国家のほうが、この点では大きく遅れてしまうのかもしれない。。。それにしても、日本人は優秀で勤勉でも、制度が悪すぎるから、結局はすべての国より遅れて行くんだろうなぁ、、、

 

__