ついでにもう一つ。
僕は6年前からNvidiaのファンで、GeForce シリーズ、さらにはGPUコンピューティングに興味を持っている。ゲーマーであれば、グラボとしてのGeForceを知らないやつはいないだろうし、あるいはスパコンにちょっとでも興味があれば、GPU computingを知らないやつはいない。スパコンでは、日本の富嶽以外はTop100のほとんどがNvidiaのGPUプラットフォームを使っている。DL=AIしかり。
それでNvidiaは毎年GTCというコンファランスをやっていて、今年はRemotになってしまったが、いつもショーとしてコンファランスの基調講演を楽しみにしている。
NVIDIA GeForce RTX 30 Series | Official Launch Event [4K]
アップルのdeveloper conference(あ、明後日だね)でも、あるいはTeslaのproduct presentationでもそうだが、そうした「楽しい」企業の宣伝パーティが日本にはない。直接にカスタマーに楽しんでもらいながら、宣伝をするという伝統が生まれていないのだ。
アップルがiPod touchをつくった時、SONYはそれ以上の技術をすべて持っていたが、walkmanの成功体験によってか、リーダーシップや想像力のなさか、似たものを提案することはなかった。
20年後、アップルがすべてを定義する時代が来た。そういうのは、やはり技術力もあるが、構想力・宣伝力の力もあっただろう。よくよく考える必要がある。
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