こんにちは。
先週はまったくhecticな週で、月金で大学の集中講義(10時から4時まで、、、老体にはコタエル!!)をしたあと、週末は自由経済研究会というのに行って、やたらと酒を飲んできた。昨日は疲れが極限に達して、一日ボーッとしていた。
で、今日は完全にオフを取っているのだが、体はダルいといっても、頭はヒマなので、ダラダラと常木淳先生の『法理学と経済学』という本を再読している。
経済学=功利主義というのは、計算や合目的的な行動が主な研究対象になるが、法学というところには、もっと直感的・義務論的な判断が好きな人が集っている。つまり発想の違う、2つの異世界。 ベンサム 対 カント。
で、これは道徳哲学的には「功利主義 VS 義務論=直観主義」というようなものに対応する。ほとんど完全にパラレルだといって良いと思う。ピーター・シンガー 対 ドウォーキン。
常木先生は経済学者だが、かなり法哲学的な方法に対して譲歩的であり、かなり正統な意味での折衷主義者だと思う。そういう人しか、たしかに両方の学者集団と話はできないだろうが、、、、
この違いについては、あまりに多くの人が研究してきたので、いまさら僕が加えることも、もっと考えることも残されていない。とはいえ、こうした心理的な対立を生み出してきた、究極の ultimate な進化的な理由については、考察する人がほとんどいないようだ。
なので、来年とかまでには、これについての紀要に超短いエッセイをでも書こうかと思っている。書いたら、またここにも載せます
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