こんにちは。
先日 大学で講演会があって、内容は「日本の女性問題」というようなものだった。ヨーロッパ出身の先生曰く、「日本ではレイプは多いが、報告されていない」、「AKBなどのアイドルは男女交際を禁止するなど、行き過ぎた契約を強要している」、「JKビジネスなどは女子学生の性的な商品化だ」、「これらの文化的な背景の結果、日本での女性の社会進出は、政治、ビジネスなど世界最低に近く、惨憺である」みたいな意見であった。
折に触れて、こうしたヨーロッパ人的な視点からの、日本文化批判を耳にする。あんまり関係ないのかもしれないが、マッカーサーも「日本は12歳の少年だ」と言ったとか言うしね。おそらくは日本人の持つ「甘え dependence」みたいな部分が、個が確立していないと感じられるのだろう。
特に現代日本のアニメカルチャー、カワイイカルチャーは明確に非ヨーロッパ的だ。そこでの女性像への違和感ということなのだろう。ヨーロッパ的な成熟した男女の恋愛を理想とすると、日本のサブカルチャーはどれもこれもいかにも未成熟、幼い、pedophiliaっぽい。アイドル文化って、そもそも10代のものだしね。
こうした状況を多文化主義的な物言いから言い争うこともできるのだろうが、あまり生産的な気がしない。結局は、集団にはそれぞれに異なった経緯があって、ことなる遺伝子頻度やそれに伴う文化を発達させているだろう、と思うからだ。
あるいは実際に、日本のカワイイカルチャーは、「可愛くありたい」という女性の願いを増強することで、女性の社会進出にネガティブな影響を与えている可能性はあると思う。でも教育とかで、そうした基底的な文化が変化するようにも思えないのだが、、、
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