続いての余談。
ETF投資で、年間の管理費をexpense ratioと呼びますが、アメリカの主流は0.03%のSPDRなど。最近は0.02%のBBUSとかがでてきたのは、スゴイことです。早くMonexやSBI証券でも買えるようになってもらいたいものです。
翻って、日本のインデックスETFでは、iShares TOPIX あたりの0.06%じゃないのかな(間違ってたらすいませんね)。とにかくアメリカよりもずっと高いことは、まったくもって疑いありません。でも なんで??
これも昔からの友人とよく話すのですが、どうも日本の金融企業は消費者の利益を考えていなくて、投信にしてもETFにしても「自分の会社が儲かりゃ良い」みたいな感じで、やる気のなさが半端ありません。なんか残念ですね。
皆さんに、 ぜひとも読んでもらいたいのは、長期投資を自慢するVanguardと、マルキールの教科書。
ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版> 株式投資の不滅の真理
- 作者: バートン・マルキール,井手正介
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2019/07/20
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ということで、ETFのリターンも低く、信託報酬も高い日本に投資するのは、よほどの愛国主義者でなくては納得できないでしょう。株式の配当比率についても、日本のほうが圧倒的に低いからには、日本株を買うというのはかなりのリスクを覚悟する必要があるでしょう。
ところで日本企業は、従業員の利益を株主利益に優先しているというのは本当かもしれません。でもそれって大企業では、その従業員を、株主である投資家よりも優先しているということであり、大企業に就職していないような一般小市民の老後の生活水準を低めているだけで、まったく褒められたものではないと思うのですが、、、
個人としては、そうした企業と従業員に寄付する必要はありません。だって彼らはボクら一般人よりも平均的に豊かなのだから。とにもかくにも、もっと全体の効率を上げていかないと、個人にも全体にも未来がないよ。。。
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