僕が大学の頃、週刊現代や週刊ポストというのは、大東亜帝国日東駒専出身の文系サラリーマンが読む雑誌の代表だった。50万部も出て、給料、出世、女、芸能ゴシップ、子供の教育、あたりが共通の話題だったか。とすると、対象は平均40歳ぐらいで、僕+15〜20才といったところだったのだろう。
今、週刊現代は当時の半分も売れなくなって、話題ををウェブで見ると「宮尾すすむの闘病ガン」「なんて小さいの、50過ぎの女たちが喝」など、すでに50代も終わりから60の話題だ。僕が45だから当然かw
今の30台はSPA!とかを読んでいるようだし、そもそも日本独自のサラリーマン対象のナンデモアリ雑誌というものが必要とされなくなったようだ。
雑誌というのは読者がいて成り立つのだが、その読者というのは「科学の仮説郡」の支持者と同じで、新しい雑誌(学説)に乗りかえるよりは、学説と共に滅びるのが自然なのだろう。エルンスト・マッハも指摘していることだが、やっぱり20代までに覚えたことは人間の核になり、その考えで一生を生きるしかないのだろう。ナムアミダブツ、ナムアミダブツ