kurakenyaのつれづれ日記

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アメリカの検眼の強制

総じて日本は規制大国だが、アメリカでも同じような例はある。例えば、メガネをつくる際の眼科医による検査の強制は最悪だ。


春にメガネが壊れたので、しばらくはコンタクトを使っていたが、そのうち運転に支障をきたしそうになった。仕方なく20年ぶりにアメリカでメガネを作ることにした。いつからか、かの国は眼科医が検査利権を持っているので、僕が持っている壊れたメガネを検査して作ってもらうことはできない。100ドルも支払って、数日後の予約をとって、入念な検査をすることになった。結局メガネを得るのが帰国直前になってしまい、ほとんど意味がなかったというのはバカバカしい。


日本に帰ってきて、勢いのあるjin-sというメガネ屋に行ったのだが、素晴らしいのはウェブでもやっていること。そもそも老眼鏡の場合には、度数の指定だけで買えるのに、近視の場合は検査がいるというのはとんでもなくおかしい。自分の近視の度数を知っている人も数多くいるし、乱視がないなら結構、あってもそこんところは気にしない、という人もいるはずだ。メガネがないよりはましだし、その程度で構わないから安くしてくれ、というニーズはあるだろう。心配な人は眼科医に相談すればいいし、あるいは今ではほとんど完全自動計測をする機械先生に測ってもらってもいい。


今日、C-NETを見ていたら、1880円のメガネがウェブショップで売っていた。僕はこれはすばらしいことだと思う。どういう理由で20ドルでメガネが変える時代に100ドルの検査を強要するのか?アメリカの制度は単なる権益保護で、皆がすこしずつ貧しくなる全くもって愚昧な制度だ。