こんにちは。
昨日はチューハイを飲み始めたところで、友人から電話があったので、zoom飲み会になって、深酒をしてしまった。
彼は中国史のほとんど専門化なのだが、内容で面白かったのは、人口オーナスの話。彼いわく、「中国は今は絶好調だが、近く人口オーナスが始まるので、もうダメだ」と。かなり納得したので、今日起きてから、調べてみた。
日本で一番人口が多いのは団塊の世代で、今は70歳ほど。で、彼らが40歳の時というのは、1990年で、日本がもっとも良かった時期=バブルの時代。東京23区の地価でアメリカ全土が帰るとか、景気のいい話が飛び交っていた。でも、その前の80年代全般で、Japan as No.1 みたいな話が続いていたと思う。今は昔、、、
韓国が絶好調だたのは、いつだろうか? サムソンが世界一の携帯電話会社になり、ヒュンダイがホンダを抜いて、世界の一角に躍り出たのは2010年代。人口ピラミッドを見てみよう。
人口の重心は50歳ほど。50代もかなりいる。日本ほどには、人口の変化は激しくないが、朝鮮戦争が終わったのが、53年だから、まあそんなもんなんだろう。サムソンやヒュンダイの躍進は、日本のバブルと重なるような状況だったということがわかる。
若い人間は、日本以上に急速に減っているから、サムソンがあっさりHuaweiに抜かれたように、もう経済が急速に伸びるという感じはない。
中国はどうか?
これは2015年のものだが、ということは、2020年時点で一番多いのは30代前半の人口。なるほど、40歳まで活躍するとするなら、あと5年はアメリカに挑み続けることが予想される。でも、その後の若年人口の減り方は日本や韓国と同じなので、2030年から年からは、すべてにおいて衰退が始まるだろう。
結局、人間が創造的・活動的でありえるのはせいぜい40歳まで。それ以降は生産性が下がる割に給与は高くなり、またムダに保守的になるので、社会も経済も変化しなくなってしまう。日本の失われた30年や、ハンコ文化なんて老人社会の悪弊そのものだ。
世界の若年人口は相対的に減っているから、やっぱり優秀な若年移民を惹きつけるしか方法はないように思われるが、、、
そういう意味では問題は抱えていても、英米社会というのは活力が維持されるということなのだろう。
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