kurakenyaのつれづれ日記

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確証バイアスは存在するが

こんにちは。

 

韓国が嫌いな人は、今回の日韓問題で、ますます韓国人に呆れ果てていることでしょう。「やっぱり、韓国人とは仲良くやっていくことのできない人々なのだ」みたいな。これに関連して、ちょっと今 思い出したことがあるので、書いてみます。

 

 

行動心理学で確立した人間心理として、「確証バイアス」というものがあります。ある意見を持っている人(たとえば「反原発」)がいる場合、その個人に原発肯定、否定半分半分の意見を読ませたあとに、もう一度意見を聞きます。すると。自分に都合の良い(この場合は原発否定)の部分だけを読み込んで、ますます自分の意見を強固に持つ様になるという現象です。

 

これは間違いなく、毎日の実感と一致しています。誰でも 毎日のニュースを聞いて、自分の考えがますます正しいことを確信しながら生きるものだと思います。ボクの場合は、例えば政府活動の非効率性なんかになりますね。

 

さて、この確証バイアスがあることは間違いないとしても、なぜそうした心理現象があるのか? という理由は、簡単な説明がないように思われます。一見して、自分の意見とは別に「客観的な状況」というのは存在しているし、それを受け止めたほうが、今後の判断に対しても(少なくとも客観的には)有利になるような気がします。

 

あるいは自分の意見に確信を持つことで、他人への影響力などが上がって有利になるのかもしれませんが、この点についての仮設や実験は読んだことがないと記憶しています。

 

また『Fast and Slow』あたりを気が向いたら読み直してみます。

 

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