もともと人間の時空感覚なんてのは、ニュートン力学がいい所なのだろう。その昔のギリシャでは慣性で飛んでいく物体でさえも、後ろから押している力がある、という説明をしていたんだから。
量子力学は、方程式が理解できても、やはりワケがわからない(By Richard Feynman)から、その解釈をめぐって議論があるのだ。たくさん本があるが、一番とっつきやすい所で例えば、以下参照。
理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)
- 作者: 高橋昌一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/06/17
- メディア: 新書
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で、量子力学のquantum entanglementを使うと、異なった場所で情報を得るのに、時間が全くかからないということになるのが、ますますフシギだ。これがEPR paradox と呼ばれ、アインシュタインはこれがあり得ないと主張したが、時は流れ、ついにますます確証されてきたらしい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130815-00000283-yom-sci
とすると、大域的にも、相対性理論を超えた時空の関係が存在することは間違いないんだが、果たしてそれは人間の知性で理解可能なもの(数学体系による記述)なのだろうか??
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