27日に福井に行ってきました.写真では,福井駅で読書している恐竜博士,Rex系の肉食さんと記念撮影をしました.ご一緒したのは,「子どもにツケを回さない」活動を通じて減税・小さな政府を訴えている吉田寛さん,ホッペ.ミーゼスの翻訳をアマゾンで公開している岩倉竜也さん.福井県立歴史博物館で福井県の歴史を巡ってきて,なるほど富山出身にとっても福井県って意外と知らないこと多かったです.
拙訳になる「通貨・銀行信用・経済循環」の話で盛り上がりました.うーん,なんで世の中の人って「消費をすれば経済が良くなる」という信念を持っているのか? これはケインズ経済学者も,その影響下にある政治家・マスコミすべてについてです.「消費活動を支えるための生産活動は,長期的な生産財への投資があってころ実現しているのだから,貯蓄のほうが(少なくとも)長期においては重要だ」という,ある種自明な命題がなぜ否定されているのか??
もし100歩譲って,「短期においては経済のカンフル財としての,消費の刺激が必要だ」という主張をするなら,どこまでが緊急で,どこからが通常のオペレーションに戻すべきなのか? 理論もおかしいと思うが,それ以上に実験もエビデンスもコンセンサスもないのが気になります.結局は,戦後ケインズ経済学が主流化して以来,一貫して常に刺激策というクスリ漬け状況が続いてきたというのに.
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