今日はクルマの話なので、興味ない人はスルーして下さい、スイマセン。
さて、これまでHVで走る場合、
1, 現行のフィットみたいに、エンジンとギアを主に使い、サポートにモーターを使う、
2, 現行プリウスや新型フィットみたいに、エンジン+ギアを使うが、モーターも強力にして自力走行可能にする、
3,新型アコードみたいに、主にモーターを使い、エンジンは発電を主に使う、
という3つのやり方がある。現時点でも、もう1は2よりも劣っている(少なくとも価格以外の性能では)ので、1はもう全然ダメだ。2の中では、トヨタの遊星ギアよりも、ホンダ(やVW)のDSGの方が効率がいいので、もうトヨタ方式には未来はない。しかし、2から、3に行くのは何時なんだろう、とか考えていた。
で、この6月から発売された新型アコードを見ると、2よりも3が圧倒しつつあることがわかる。アコードの車重1620キロで燃費が30Kmというのは本当にスゴい。大体において競合するトヨタのカムリやIS、クラウンを完全に突き放している(さすがホンダ;フィットのロボット顔はどうもボクも含めて不人気なようだが、、、)。
http://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/101725/
実燃費が20キロのアコードが400万円として、それが2.5リッターV6のマークXとおなじ程度のクラス(燃費が10キロの300万円)なら、リッター150円で15万キロ走れば、維持費全体として、十分に逆転する。
プリウスはギアを使っているために、アコードのエンジンとタイヤの直結という、割り切った方式に比べて、エンジンのエネルギー効率が落ちる。この辺のギアを介したメカの伝達効率はもう改善不可能なくらいに減ってきている半面、発電してモーターを回したり、充電したりするための効率は、今後も上がり続けそうだ。ムーアの法則的なペースでエレキの効率が上がっていくのなら、3はここ数年のうちには、
4, アウディのトロンのように、モーターだけで駆動し、エンジンは発電にのみ使う、
というシリーズ・ハイブリッドに取って代わられると考えるのが自然だ。あと10年もしないうちに、3よりも4の方が、燃費だけでなく、メカも要らないなので、安上がりになってしまうだろう。
しかし、その後はよくわからない。ハテサテ果たして、
5, テスラやリーフのような電池自動車が普及するのが先なのか、
6, あるいは燃料電池の値段が先に下がって、+キャパシタが主流になるのか
結局、電池の重量蓄電効率は低すぎる。ボクの個人的な感覚としては、今の給油でさえも面倒くさいのに、400キロしか走らないクルマに乗るような気はしない、、、
なので、テスラタイプの天下は10年も続くのか。ちなみに、テスラの株式総額を今確認してみると、もう1.7兆円になっていて、これはマツダの1.3兆円を抜いている(ちなみにトヨタ20兆円、ニッサン4.4兆円)。
ホントにそんなに電池だけのクルマがすごく普及するんかな??
どうなんでしょ? ナゾは物理学だけではないですね。
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