kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

代替医療は役に立たなさそうだし、

バカバカしい話を一つ。

今日、僕は著名なサイエンスライターであるサイモン・シンの「代替医療のトリック」を読んでみました。

僕の書評は

http://www.amazon.co.jp/dp/4105393057/ref=cm_cr_pr_product_top

に載せましたが、つまり、驚くほど、その全体的な効果が低いことを再確認できました。なんというか、ホメオパシーはともかく、鍼灸などなんかはもう少し効果があるのかと(なんとなく)思っていましたが、メタアナリシスを見ると、プラセボ以上のものではないようです。

僕の父は高校の化学の教師だったにもかかわらず、僕が高校生の頃まで、「自然のものには副作用がない」という、ネイチャー ヒーリングなんかにありがちな迷信を、僕に繰り返し説教していました。とはいえ、フグの毒を見れば、自然なものにも毒はあるということに気づくはず。

それはともかく、もともと分子生物学なんかに洗脳されている僕は、ますます漢方薬を含めたホリスティック医療などに懐疑的になりました。おそらく、プラセボ以上の価値はないようなので、友人の皆さんにもお伝えしたいと思います。

話はそれますが、僕には小さなポリシーがあって、それは「人がやることに興味がなければ、そのために小さな満足を得られる」というものです。これは、何かを買ったことにして貯金する、というようなバカバカしい話なのですが、、、ww 

つまり、マッサージなどの対人サービスが嫌いな僕は、患者として話をよく聞いてくれる、心温まる代替医療行為にも興味がないため、その分の支出を書籍費、あるいはScience Direct などの論文購入費に当てることができるだろうということです。(まあ、それは僕の給料では、高価な対人サービスを購入することができないということへの「酸っぱいブドウ」的な言い訳なのですが、、、、)


変な満足の得方もあるものですが、まあ、皆さんもゴルフをしないなら、ある程度は得、美食に興味がないなら、だいぶ得、クルマに興味がないならすごく得、などと、ヘンな満足感を味わってもらいたいものです。