kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

不要不急の活動

こんにちは。

 

大学でも卒業式も入学式、オリエンテーションもなくなり、集会的なものは全部取りやめ、さらには今年の留学プログラムも保留検討中となりました。どれも大学教育において不可欠とは言えないからです。

 

ところで、政府は不要不急の外出・活動は避けろといいますが、何が不要不急で、何が必要不可欠なものなでしょうか??

 

食事はともかく、多分 会食、コンサート、式典、観光なんかは すべて特段に必要ではない活動です。現代社会というのはサービス産業がほとんど(すでにアメリカではおよそ80%ほどがサービス産業で働いている)なので、こうした行事がなくなれば、それは資源配分の大きな変化が生じて、経済危機にもなります。

 

PCR的な診断ができなかった30年前には、今回のコロナウイルスなんてのは、単なるインフルエンザの1変種にすぎなかったはず。それがこんなに大きな社会活動の変化を引き起こしたことには、ボクのような衛生観念などなノーテンキ、平和ボケはかなり驚かされました。

 

中年以降の成人であれば、年間3000人が死んでいる交通事故や、あるいは膵臓ガンや動脈硬化の発作で死ぬ可能性のほうがはるかに高く。それでも、慣れ親しんだ危険にはそれほど注意を払わないのに、未知の恐怖に怯える。

 

うーん、こうした人の心はリスク心理学=行動経済学としては理解できますが、「合理的」ではありません。

 

本当にフシギなことです。