kurakenyaのつれづれ日記

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人生の目的

脳科学は人格を変えられるか?

脳科学は人格を変えられるか?




なんとなく興味がわいたので,読んでみた本書には,多くの面白い話題があった.


以前からの知識の確認から言うと,左脳の活発な人は積極的であり,右脳は抑制的,消極的であること. 扁桃体の活性には個人差があり,セロトニン・トランスポーターと関連していること.扁桃体の過剰な活動による心配症などは,前頭前野の知的な活動によって抑制されること,などなど.


知らなかったのは,コンピュータを使った認知療法によって,左脳の活動を高め,より楽天的な思考を経路付けることができる,という実験.ポジティブに生きるということも,どれだけかは確かに訓練によって可能になるということなのだ.

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他にもエピジェネティクスなど,いくつかもの興味深い話題があるが,やはり著者Foxもいることだが,幸せな人生には,「長期的,人生的な目的,意義」が欠かせない.ニヒリストは幸せになりにくいということであり,これは本当にそうだと感じられる.そうした傾向は明らかにあるように思う.


かつてのエジソンライト兄弟から,現代のジェフ・ベゾスイーロン・マスクのような起業家は,人びとが想像もしていないことを,夢中で目指して,現実に作り上げてきている.こうした活動こそが世界を動かして,よりよいものにしているのだ.普通の人(含む小生)はネガティブに「そんなのやっぱり不可能だよ」と思うことを,可能にするために生きているということなのだろう.


ちなみにマスクは火星への移住計画を,マジで立てている.片道切符なのに,多くの人びとが移住したいと言っているのだ.ボクももう少し遅く生まれていたら,面白いことに加われたのか??



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