kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

機能 vs 装飾

確かジェフリー・ミラーなんかも書いていたと思うが、魅力的な女性とのデートを想像させると、男性は勇敢な行為や、贅沢な消費をしたくなる、という実験がある。女性の場合は、ボランティアなどのpro social な活動をしようとするという。


なるほど、おもしろい進化心理学的な知見だ。


で、僕は常々 自分の仕事の意味があまりにも空虚に思えて困っているのだが、もちろんいくつかの言い訳も考えてきた。その一つが、「装飾物」付加活動説。

これはつまり、大学に行くというのは現代社会のホワイトカラーには不可欠なので、つまりスーツを作っているのと同じだということ。スーツの仕立て、ラペルは機能的には不要だが、まあ、記号として必要ではある。

あるいは、200キロ以上も出るようなスポーツカー、燃費の悪いSUVを作ったりするのにも例えられるだろうか。こっちは自分の自尊心を高めてくれるし、女性にも持てる(ような気がする)。


というわけで、現実の大学教育には、ある程度、「きちんと時間に合わせて生活する」、「提出物をきちんと提出する」といったビジネス活動の予行演習も含まれて入るものの、どうしても僕には、それらが機能しているというよりも、むしろクジャクの飾りであるように思えてならない。