先日神戸大学の石井先生のセミナーを聞いた。面白い論文の一つが、北海道では、移民が多かったからか、自主独立の気風が保たれていて、その点は移民国家であるアメリカに似ているという結果。
http://www2.kobe-u.ac.jp/~ishiik/Frontier%202006%20JPSP.pdf
こういった文化論は面白いが、僕はいつも、あるいは北海道に移住した人はD4ドーパミンレセプター頻度が高いのでは? とか、その他の神経的、遺伝的要因を疑ってしまう。
世界に移民する個体は、一箇所にジーッとしているタイプではないだろうし、そうだとするなら、そこには新しもの好きの要素もありそうだし、あるいは楽天性なども関係しているように思われる。
石井先生に聞いてみると、北海道民の遺伝子頻度については研究がないということらしい。
本当に文化が基底的な遺伝子なしで発生することもあるだろうが、移住というのはセルフ・セレクションであるような気がしてならない。