kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

原発のtransaction costはあまりにも高いだろう

東日本大震災という未曽有の震災への驚き、感慨と僕自身の個人的な多忙が相まって、長い間ブログを更新していなかった。大地震と同時に、ちょっと自分でも信じられないことに国際振り込め詐欺にあったり、自分でも情けない状況になってしまったこともある。


ツナミに飲まれたヒトの無念が心に刺さる毎日だが、それはさておき、現時点でのさらに大きな問題は原発事故だろう。どう考えるべきなのか。


もともと原発のような巨大科学は問題が生じたときの影響が広範囲におよぶため、あまりにもtransaction costが高いために、どうしても政治的な問題になってしまう。これまでは日本国政府原発を強要してきたから、各電力会社は原発を運営してきたが、今後はどうなるのか?


常識的に考えれば、もう日本では原発は難しいだろうが、それでもCO2の問題があるので、結局2,30年後、忘れた頃に再び推進されることになるのだろう。僕としては、原発を完全にやめて、若干高くついても、火力発電でいいのではないかと思っているのだが、CO2反対派もまた数が多いし、だろうから、、、

そもそも翻って、政府が東電に無理やり原発を推進させなかったら、どうなるのだろうか?もちろん、東電の地域独占も認めないとして。


そうすると、交付金なしで原発を許容するような自治体はないだろうから、そもそも原発はつくられなかったのではないだろうか。あるいは、日本のはるか沖合に人工島、人口浮遊物をつくり、そこで原発をつくるというのはありかも知れない。ともあれ、人間が住んでいる陸地で原発をつくることは無理そうだ。


やはり電気料金が高くなっても、原発はやめて、火力発電にすればいいのだろう。CO2問題はさておいて。。。 この場合、地域独占をやめれば、現行の電力料金と同じくらいにとどまるなるはずだ。みんなが嫌だといっているものを無理やり強要することもないだろう。スウェーデンのように、電力料金は上がっても、火力発電にするというのが正解のように思うのだが、、、