kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

Black-Scholes option pricing model

昨日はmyron scholesの講演があった。
この人は言わずと知れたblack-scholes modelの発案者で
現代derivative 理論の創設者だ。
確か、Ph.D dissertationはMilton Friedimanが審査しているはず。


内容としては、先物市場の効率性を
アローなどのコンティンジェンシー理論を引用して強調するという、
非常に市場を重視するような予想されるようなものだった。
それと、発表する前にMurphy, Becker, Lazear,
といったchicago大学一派と楽しそうに歓談しているのを見ると、
本当に現代ミクロ経済学はシカゴ中心なのだということが痛感された。


昔、大学院に初めて入った時、
小西氏(現世界銀行勤務)が91年の秋に
「black-scholesでさえ、最初はpublication拒否だったんだって。
なかなか、新人が認められるのは難しいんだよ」と言ってくれた。
しかし、小生はその時、その名前を初めて聞いたのだった(苦笑)。


まあ、それからノーベル賞もあり、いろんなファンドの破綻もあったが、
それでもやはり合理的、理論的なものは、残るだろうということなのだな。
今後はどうかわからないが、これまでの経済学の解明した内容は素晴らしいと思う。


でも、今後はどうなのだろう?小さな疑問は残っているように感じる。