kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

神経科学の教科書を

さて去年同僚から神経経済学をやらないかと誘われて
まあ、適当に参加させてくださいと言ったことが発端だった。


今ベアー、コノーズ、パラディーソという人たちの「神経科学」という本
http://www.amazon.co.jp/%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E7%A7%91%E5%AD%A6-%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%BC%E7%89%88%E2%80%95%E8%84%B3%E3%81%AE%E6%8E%A2%E6%B1%82-M-F-%E3%83%99%E3%82%A2%E3%83%BC/dp/4890133569/ref=pd_bbs_sr_1?ie=UTF8&s=books&qid=1207325220&sr=8-1
を読んでいるのだが、これが700ページもあるので、
ここ1ヶ月はほとんどこればっかりだ。


しかし、内容としては、医学、あるいは生物学専攻の教科書として
まさに出色の出来栄えだ。何よりもカラーの図表がわかりやすくて、
内容も徹底的に詳しく書かれているので、時間はかかるが、
たいへんに理解しやすい。
概して、こういった大部で詳細、しかし高価な教科書は
日本では作られないがこれはなぜか?
国民性みたいなものもあるのかしらん。


今の経済学プロパーの話題は
大脳下垂体後部で産生されるオキシトシン、ヴァソプレッシンが
信頼行動を高めるという話なんかである。
そこで友人に勧められて、この教科書で、神経系と各種のホルモン、
ドーパミンセロトニン、などのニューロトランスミッター
全般の体系的基礎勉強を、今更ながらしているというテイタラクだ。


こういった話題は、これまでも散発的には勉強してきたが、
徹底的に教科書を読むのは初めてだ。
勉強は楽しいのだが、まったく書き物をやる気がしなくなるのは
副作用とでもいうべきかは???


今後の思索については、こうした知識がどのように、
自由主義思想や自由な社会と親和的か、
あるいはそうではないのかには、特に興味が湧く。