kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

ultimate environmentalism

私は昔から環境主義には悩んできた。


一体、どのようなライフスタイルが環境にいいのだろう。
まず、哲学者らしく極限を考えると、まったく活動しない、
あるいは、自殺するというのがいいはずだ。


しかし、もっと普通に生きるとなると、とたんにややこしくなる。
僕はドライブを好むが、公共交通機関も使う。
おそらくは公共のほうが環境負荷的にはいいだろう。
よって、できるだけ電車を使うことにする。


ところで、僕の姻族はpetit gourmetだ。よく高いお菓子をデパートで買ってくる。
だが、僕は森永や明治などのナショナルブランドのお菓子で十分だ。
仮に特別な代官山のフランス帰りのパティシエの作る菓子が好きなら、
それだけ環境にはわるいだろう。なお、妻は三越のパン屋が好きなようだ。
僕はローソンのパンで十分だ。


同じことは、僕の安い服にも言える。僕の服は全部で1万円だが、
娘の服は4万円だ。おそらく、それに応じた縫製機械がつかわれているだろう。


つまりここでの教訓は、高いものは総じて余計な機会やエネルギーがかかっており、
環境に悪いだろうということだ。だからおそらく100均で生きるのは
例外はあるだろうが、基本的には環境保全的なはずだ。


では、どうするのが環境にいい消費となりえるのか?


経済学者としての私が、唯一考え付くのは、
労働集約的な財・サービスを
人びとがもっとappreciateするようになるという、
効用関数レベルの変化しかないように思う。


これはつまり、音楽演奏や、演劇、人とのおしゃべり、
そういったものをもっと評価するということだ。
これは言うのは簡単だが、実践は難しいだろう。
もっと簡単なのは、お金をもうけないことだ。
お金がなければ、自然と人間はエコロジカルに生きざるを得ない。
しかし、これも娘の教育のことなど考えると難しい。


なかなか妙案はないが、少なくてもペットボトルのリサイクルだけは
やめなければならないだろう。爆