kurakenyaのつれづれ日記

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宗教への本能

宗教を生みだす本能 ―進化論からみたヒトと信仰

宗教を生みだす本能 ―進化論からみたヒトと信仰

ヒトはなぜ神を信じるのか: 信仰する本能

ヒトはなぜ神を信じるのか: 信仰する本能


別に新しい話でも何でもない話ですが、今日は車でなんとない思索をいつものようにしました。関連する本に絡めて、ちょっと書いておきます。


僕は昔から懐疑主義者ですし、今はガチガチの科学主義者なので、霊魂も死後の世界も信じていません。しかし、いつも思うのは、「互いに、そう信じているほうが、得になる状況がありうる」ということです。ここでのミソは「互いに」というところです。


単純な社会ゲームでは囚人のジレンマがよく使われますが、この場合、相手が死んでも「霊魂が残って、自分は呪われる」と信じることで、ジレンマ状況は回避されます。天国と地獄の話も同じで、そう信じることで、裏切り行為を防ぐことができます。親族の多い村社会では、こうした遺伝子は十分な適応価を持っていると思われます。


というわけで、ここに宗教と、特にあの世や霊魂の存在などが「合理的」に説明されるということになります。ハテサテ これはしかし、合理的なのか??


あるいは、さらに別の問いを立てるなら、そう信じることが望ましいと言えるのか??


僕でさえも、死んだ肉親を前にすると、あたかも生きているかのように感じる時があります。また、そう信じたくなるようにも感じます。おそらく、こうした心理機構が進化してきたことには、十分な理由があるのでしょう。下の著作は懐疑主義者たちのものです。



神は妄想である―宗教との決別

神は妄想である―宗教との決別


解明される宗教 進化論的アプローチ

解明される宗教 進化論的アプローチ



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