kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

The pianist

今日はポランスキー監督の「ピアニスト」を見た。
この手の作品は「シンドラーズ・リスト」もそうだったが、
人間の暗い面、光の両面を見せてくれる。


しかし、暗澹たる気持ちになったのも事実で、
確かにナチスユダヤ人虐殺というのは残念な事実だと思う。
ある人たちにxxxというラベルを貼るだけで死に値するというのは
やはりあり得ないだろう。


いやしかし、人間などそんな程度のものでもあるように思う。
嗜虐的な傾向というのは、現在でも犯罪者の供述などに明らかで
自分の少年時代を振り返っても、昆虫や魚の爆竹での爆破など、
弱い程度では自分にも確かにあったと告白せざるをえない。
まあ、ゴキブリは今も殺してしまうが、、、


残念ながら、虐殺があって、その反面として
固い友情や人間性があるというのが、地質学的な時間での事実なのだろう。
それにしても、「国家」や「民族」などの帰属集団の観念は
恐ろしい力を持つものだと痛感する。
すべからく人は人を個人として扱わねばならないということか。