kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

70すぎて外国行くだろか??

「ゼロで死ね」の続き。(ちなみにこの本はローレンス・コトリコフという有名な経済学者が推薦文を書いている。彼は「世代間会計」の考案者であり、ボクはちょうど30年前に彼の本を翻訳したいと申し出たことがある。が、すでに版権は取られていて、その後、『世代の経済学』として翻訳された。)

 

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

 

さて本題に戻って、著者ビル・パーキンスは、20代で経済的に成功してお祖母さんに100万円送った。しかし、彼女はそれを自分に対する50ドルほどのセーターの代金として使っただけで、残りは使わずに逝ってしまった。歳を取ると、欲しい物もなくなり、買い物をしなくなる。つまり、金の価値が次第に下がるのだ。

 

これは本当に間違いないと思う。自分も、かつてもっと若かったときには、あれこれの物欲があった。最近は、そうした物欲は急速に衰えてきて、自分でも驚いている。(まあ、物欲が続いていれば、退職もしなかったように思うが、、、)

 

それとは似たような話として、パーキンスは、歳を取るとスポーツを始めとしていろいろな活動を楽しめなくなるという。彼が指摘しているように、(アメリカン)フットボールは当然だが、長距離の旅行でさえも、時差や環境の変化への対応が難しくなって、楽しめなくなってくる。これはボク自身も、はっきりと認識している変化だ。若い時に可能だった1週間でのアメリカ旅行、ヨーロッパ旅行は、もうとてもじゃないという感じだ。

 

昔から時差ボケなどには悩まされてきた。しかし、どうしても行きたいところ、したいことがあるから、それを我慢してもあちこちと移動することもできた。とはいえ現時点でさえ、外国に行くのが限界だと感じているのだから、これから60代では???、、さらに70代になって外国に行くことは絶対にないだろう。

 

同じような話だが、昔はいろいろなクルマに乗り、いろいろなコンピュータに触れることが大好きだったが、今は買う変えないという金銭問題を考える前に、そもそもの興味がなくなってしまった。というか、すべてが面倒くさく感じるようになった来た、、、こっ これは、かなりヤバいなぁ。

 

つまり、(もちろん個人差はあるが、)金でできることが、これからは急速に減少するということ。これは老化という現象から生じる普遍的な法則だから、そのへんをよく理解して、トットと有意義な人生の思い出をつくることにしましょう!!

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