こんにちは。 ついでに一言。
マネーリテラシーの高い人は、まずはS&P500に投資しろ、と言う。実際、日本の20代、30代の投資は圧倒的にアメリカ企業に向かっているという報告もある。なぜならアメリカの企業の方が、日本企業よりも株主還元率が高いし、成長率も高いから。
日本企業の成長率が低いのは、日本社会が停滞しているという理由もあるが、もう一つは利益率が低いからというのもある。アメリカ企業は株主利益優先で、労働者は基本的に使い捨てのコマでしかないからだと。
ん？！？
自分が働くなら、労働者を大切にする日本企業が良くて、投資先としては株主利益優先のアメリカ企業が良いだって！？ つまりは矛盾している。まあ、労働者の利益と投資家の利益は矛盾するのが当然だが、、、、
このpostで言いたいのは、そうした矛盾があるという当たり前のことではない。そうではなくて、なぜ日本企業の成長率が低くて、アメリカ企業は高いのか？ ということ。アメリカは英語がデファクトで世界に通じるという利点もあるし、日本のようにムイミな農学部がやたらと多い、どの学部で何を学んできても同じ300万円の給料からスタートする、（反対にアメリカのエンジニアやプログラマーは8万－10万ドルスタート）とかいうような政治的・制度的な非効率もあまりないので、当然なのだろう。
どうであるにせよ、投資先としては、現状、アメリカ＞日本であることは疑いない。むしろ日本株なんてよく研究しつつ投資している人は、よほどの変わり者なんだろうと思う。あるいは単に昔の常識で生きている高齢者か？ 人間が自国を信頼する心理というのはもともととても自然なものなんだろうが、フシギでもある。。。
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