kurakenyaのつれづれ日記

ヘタレ リバタリアン 進化心理学 経済学

致死率2%の covid-19

こんにちは。

 

役人はともかく、もしサービス系の自営業者や労働者には大変な状況になった。ローンも払えなくなって、住むところも追われそうだし、未来をはかなんで自殺でも考え始めるような気がする。

 

さてcovid-19の致死率が2%だったとして、しかし これほどの経済活動の全面封鎖をする必要があるのだろうか? アメリカでは例年2万人以上がインフルエンザで死んでいるし、日本でも1万人ほどが死んでいる。それに比べて、患者の数は多くはなっているが、医療崩壊というはずがない。全員を完全隔離しようとするから、病床が足りないことになるのだ。おまけに皆がPCR検査を受けようとするとか、、、

 

インフルエンザでも致死率は0.2%程度もあると推定されている。いつもはインフルなんかのことは無視して生きてきたのに、なんでそんなに急に都市の経済封鎖なのか?? もともとリスクの高い人は気をつける必要があるだろうが、リスク因子の低い若い人間まで巻き込む意味があるようにも思われない。

 

しかし、こうした状況になると、人々の内なる道徳マシーンが俄然目覚めて、「こんな状況で遊んでいるやつは許せない」とか、「若い人間も、被害者になる年寄りのことを考えて責任ある行動を取れ」とか、(自分の自粛のイライラもかぶせて)他人を攻撃し始めるから余計にタチが悪い。(これもある種のシルバー社会の弊害なのだろう。)

 

確かに、感染症はもっとも外部経済の大きな状況であり、自分の行動は他人に対しても不可避的な外部不経済を生み出す。でも、それもやっぱり程度問題だ。もともとインフルエンザを気にしなかった人は、この程度では気にする必要があるとは思えない。

 

では 致死率0.2%や2%なら活動を継続しても良いが、40%のペストではダメだろうというなら、どこに線引があるのか??  → リバタリアンの結論:誰でも自分の周りの誰かが罹患・死亡すれば認識・行動を変えるものだ。各組織の自発的な対応に任せて、政府がメディアを通じて命令する必要はない。