コロナ経済危機の感想の続き。
まず、この2,3年、テレワーク、リモートワークが急に話題になってきたのには、いくつもの理由があったと思います。「日本の生産性を他のOECD諸国並みに上げるためには、無駄な面合わせでしかない会議を減らすべき」、「意識改革として、日本の「切り札」としての有給休暇のとり方をあらためる必要がある」、「出生率を上げながら、女性に活躍してもらうには、男性も育休とリモートワークがしやすくすべき」etc.
こうした主張は、どれも説得力があって、ゆっくりとではあっても日本の制度も変化しつつあったと認識しています。だけれども、連続的な変化というのは、常に、ものすごく強力な心理的=政治的な抵抗勢力がいて、遅々として進まないというものです。多分 今回の事件がなければリモートワークなんてやらなかったという会社は多いはず。それが大変化を余儀なくなりそうなのは興味深い社会現象です。
ところで、リモートワークを許すというのは、会社と自分が同じ時空を共有していないのだから、個人のeffort levelを直視することはできません。必然的に、努力ではなく、成果に対して対価を支払う制度にならざるを得ないはずです。
でも、それって、日本人の大好きな仲間意識や、努力を評価する → みんなの給与は一緒というメンタリティとは完全に矛盾しています。ハテサテ どうなるんでしょう??
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